知って安心 猫の基礎知識 Q&A
Q 子猫の病気・予防について教えて?
A
子猫に関して 特に生後1歳未満は 様々な病気が懸念されています
その多くを占めるのは 猫カリシウイルスと猫ヘルぺス1型ウイルスです
この二つのウイルスは よく猫風邪と言われる場合が多く 症状も非常に似ています
しかし 症状が悪化すれば 互いに違う一面を持ち 投薬する薬も違うものになります
また 重病化すると 肺炎を起こし 死に至る場合もあり決して侮れません
次に危険なのが猫パルボウイルスです
下痢を起こす非常に危険度が高い病気で致死率も高い病気です
この3種を混合をワクチンとして接種することにより
感染後の重病化を防ぐことができると言われています
また 最初の混合ワクチン接種では 混合ワクチンを
再度指定期間内に接種することによりブート効果が表れ
ワクチン威力が増幅されます
また 予防と言う意味では温度管理や湿度管理も怠ってはいけません
湿度が高いと真菌等の細菌発生に繋がり湿度が低いと風邪菌等のウイルスが心配になります
これらの病原菌は空気中に常在している菌が多く免疫が低い子猫や
老猫がかかりやすい病気です
また 気圧も大きく関係し下痢や嘔吐も多く発生します
近年 ストレスによる猫伝染性腹膜炎「FIP」も
その一つで避妊去勢後の発症率や
多頭飼いでの発生率も多くを占め ウイルス性の感染源を持つ病です
この病気の薬は現在なく 専門機関からサプリメントが出ています
そして 骨の病気も気を付けなければならなく 軟骨異形成がその代表です
これは奇形の猫種に多く見られ 簡単に言うなれば
関節が徐々に変形し痛みを伴う病気です
近年では異種交配にて軟骨異形成を防ぐ努力がなされています
この病気も決定的な薬はなく専門機関からサプリメントが出ています
今回の説明をした病気以外にも様々な病気があります
猫は生き物です 多かれ少なかれ病気が発生します
寿命も様々で お迎えする前には必ず生き物であることを踏まえ
お迎え先のブリーダーと病気・予防についてお話しください
そして納得の上ご家族にお迎えください